
さて、この世に人として生まれた以上、わたし達には親がいます。
そして、親が年老いたらその面倒をみると言う順番になっています。
人間は、太古の昔から「老い」と向きあってきました。
その流れの中で、老いた両親あるいは近親者を看取る側となり、それから看取られる側になって行くのです。
ここで、最も理想的な介護とはなんだろうかと言うことも考えておかなければなりません。
介護保険やその他の保険は、何らかの負担が増えた際に備えるための制度、システムです。
ここを、なおざりにしていると将来大変なことになる可能性が大きいのですが、かといって、この制度面だけを備えておけば介護はすべてうまく行くかと言えばそうではありません。
介護するのも介護されるのも人であり、人には心というものがあります。
わたし達の周囲を見回せば、十分な介護を付けてあげられるほど裕福ではなかったけれど、心のこもった介護で安らかに親を見送ることが出来たと言う体験を持つ人の一人や二人はいるはずですし、それとは逆にありとあらゆる、可能な限りに備えをしていたし、その備えは役に立ったけれど、介護する側とされる側の心が通わずに、精神的に大変な毎日だったと言う人も大勢見つけることが出来るのではないでしょうか。
どのようにして逝くかは人それぞれです。
誰でも、人の手を煩わせたくはないと思っていますので、それが実際に煩わせることになってしまった場合の気詰まりな感覚は、おそらく健常者や、介護する側の立場の人には、想像しきれないものがあるかも知れません。
ある方が仰っていた言葉ですが、介護する側になってから、「赤ん坊の頃から育てて貰った恩を今返させて貰えるのだな」と感謝するように努め、時折そんな言葉のひとつでもかけるようにして過ごしていると、介護の日々がとても穏やかに過ぎていったと言うことでした。
実際の介護の日々は、そんな甘いものではないでしょうが、ふと息をつく瞬間、そのようなことにも想いを馳せてみると良いかも知れません。
心が通い合うことがなによりもの介護ではないでしょうか。
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前段の給付金受け取りの条件のひとつに、「所定の要介護状態」が「一定期間」継続されることが挙げられてい・・・・

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